MRIの特性やMRIがどのような部位・疾患の検査に適しているのかについては仕組み編で解説しました。では、いざMRI検査を受けることになった場合、なにか気をつけたほうがいいことはあるのでしょうか。

MRI検査の流れ

MRIでの検査の流れはいたってシンプルです。

1.金属類(アクセサリーや金具付きの下着など)をはずして検査着になりましょう。
2.検査室に入ったらMRI装置の寝台に仰向け(部位によりうつ伏せ)になります。
3.撮像部位に合わせて身体の位置を固定したら自動的に寝台ごと装置内に入ります。
4.検査中は指示に従って終了の合図があるまでじっと動かず横たわっていましょう。
5.終了したら自動的に寝台ごと装置外へ出るので指示に従って起きあがりましょう。

※検査内容により心電図装置や息止めなどが必要になる場合があります
※痛みを伴う検査ではありませんが検査中は装置から大きな音が発生します(工事現場のドリルのような音)

MRI検査を受ける前に確認すべき点

MRI検査では磁石を使用するため、身体の状態によっては検査を施行できないことがあります。下記に該当する場合は必ず事前に担当医師へ相談しましょう。

手術や治療によって磁性のある金属が体内にある方

絶対禁忌ペースメーカー
3テスラMRI 禁忌 ※脳動脈クリップ・各種ステント・プレート・人工関節・シャント・仙骨刺激装置・子宮内避妊器具・人工内耳・歯科インプラントなど ※

※材質や経過時間により検査可・不可の判断が変わる場合もありますので、まずは施術をおこなった医療機関、担当医までお問い合わせください

妊娠中、または妊娠の可能性のある方

閉所恐怖症や過去にMRI検査を受診された際につらく感じた方

入れ墨(タトゥー)やアートメイクをされている方

※顔料やデザインによっては熱傷を引き起こす恐れがあります

検査当日の所持品や装着物にも注意

当日は着替えやすい服装をおすすめします。また、所持品や装着物にも注意が必要です。

持込禁止時計・携帯電話・補聴器等(機械類)・キャッシュカード・駐車券等(磁気カード類)
持込注意ヘアピン・ネックレス・ピアス等(貴金属小物類)
鍵・ライター・小銭・ボールペン等(金属小物類)
コルセット・磁気バンド・エレキバン・カイロ・治療針等
ブラジャー・保温下着・衣類のファスナー・ボタン・ベルト等
貼付禁止湿布薬・貼付剤(ニコチネイルTTS/ニトロダームTTS/ノルスパンテープ)
※貼り付け薬剤(ニコチネルTTS/ニトロダームTTS)は熱傷を引き起こす恐れがあります
装着禁止カラーコンタクトレンズ・各種装具(義手・義足・義眼等)
※カラーコンタクトレンズは材質に金属が使用されている場合があるので装着せずに来院するか検査前にはずせるようケースを持参しましょう

しっかりメイクやおしゃれは検査が終わってから

化粧品に磁性体が含まれていると検査画像に影響が出てしまう場合があります。特にアイメイクは目の粘膜などを傷つける可能性もありますので、検査当日は控えましょう。

まつげエクステンション・つけまつげ・マスカラ・アイライン・アイブロウ・アイシャドウ・ネイルアート(ラメ、ラインストーン)・ジェルネイル・増毛スプレー(増毛パウダー)等